【はちみつと生はちみつの違いって?】スプーン1杯のはちみつが作る健康生活

年の瀬が近づくにつれ、朝晩の冷え込みもきつくなってきました。電車に乗っていてもマスク姿の人を多く見かけます。また風邪が流行っているみたいですね。最近は季節問わず、いつでも風邪が流行っているような気がしないでもないですが。でも、だからこそ日々の予防が重要になってきます。

はちみつの効果

メジャーなものからマイナーなものまで、風邪の予防方法はたくさんあります。その筆頭に挙げられるのが『はちみつ』ではないでしょうか。昔から予防はもちろん、病中病後の体力回復にも効果のある万能薬として知られています。

実際、レモンの輪切りをはちみつに漬けたものや、しょうがを混ぜたおばあちゃんの特製ドリンク的なものを飲んだことがある人も多いのでは?

しかし、はちみつをそのままダイレクトに飲むことは稀だと思います。ホットケーキにかけたり、ヨーグルトに混ぜるのはいいけど、直飲みはちょっと気が進みませんよね。なにせ蜂ですからね。

僕も正直甘いだけで、それほど美味しいと思った事はなく、のどにいいから咳が止まらないときなどに、スプーン1杯を我慢して飲むだけでした。

飲み物などに混ぜずに直接飲むのは、はちみつの殺菌・保湿効果が高まるからです。どちらかといえば薬のような感覚ではちみつを飲んでました。ちなみに、飲み始めてからは風邪をひいていません。

効果は期待できるけれど、美味しくはないとずっと思っていましたが、美味しくないのはただ単に一番安いはちみつだったからってだけだったようです。ちょっとランクを上げてやや高価なはちみつに変えたら、全然味が違うので驚きました。

舌触りがまろやかで、甘みもすっきり、飲みやすいだけでなく、のどを保護する効果も高く感じました。あまりにも別物だったため調べてみると、高価なほうは生はちみつと呼ばれるものでした。

はちみつができるまで

はちみつも生はちみつも製造法は変わりません。ミツバチが採集してきた花の蜜を巣の中で加工したものがはちみつとなります。

具体的には、採ってきた花の蜜をミツバチの体内にある唾液酵素でブドウ糖と果糖に分解します。そこに羽ばたきで風を起こし、分解したものの水分を蒸発させて濃縮したものがはちみつです。

その歴史は古く、エジプトの壁画にも、養蜂家がはちみつを採取している様子が描かれています。

また、古代エジプトの墳墓から約3300年前に作られた瓶詰めの蜂蜜も発見されています。驚くべきことに、その品質にはほとんど変化が無く、その気になれば今でも食べられるようです。

はちみつと生はちみつの違い

そんなはちみつですが、実ははちみつと言いつつ、はちみつでないはちみつが結構出回っているそうです。なにを言っているのかちょっとわからないかもしれませんが、はちみつという商品名で販売されているもののなかに、はちみつでない糖分を混ぜて水増ししたはちみつがあるとのことです。

また、スーパーなどで販売されているはちみつのほとんどは低温殺菌されています。低温殺菌処理をすると、生きた酵素、乳酸菌などの有効成分が失われてしまいます。つまり、健康によいとされる成分も失われていることになります。対して生はちみつは、殺菌処理されていない天然のはちみつです。もちろん栄養価も失われていません。それが、ただのはちみつと生はちみつの違いです。

健康のためにはちみつを生活に取り入れるのなら、ただのはちみつではなく、生はちみつ、もしくはマヌカハニーと呼ばれる完熟生はちみつを選ぶのが正解です。ただし、すごく高いんです、値段が。高級なマヌカハニーだと、500gで1万円以上するものもゴロゴロあったりします。この値段になってくると、さすがに手が出ませんが、たまにはちょっと高価な生はちみつを試してみると、味や香りだけでなく、その効能の違いも体感できると思います。

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しめ
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  • マーケティング事業部のしめです。仕事以外の時間はほぼすべて猫に費やしています。奴隷のような暮らしを強いられていますが、猫に奉仕する幸せかみ締めてます。ちなみに飼い猫の名前も『しめ』です。

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