【ミシュランガイド掲載】ビブグルマンに選ばれたラーメンが本気で美味しい!!

えっ、ラーメンなのにミシュラン!?

みなさんご存知のように、ミシュランガイドとは厳正な審査に基づき、レストランやホテルを格付けする世界的にも権威あるガイドブックです。

特にグルメってわけではないけど、ミシュランって聞くと、思わず「おー」ってなってしまいます。

飲食店にとっては大変な栄誉であるこのミシュラン、“3つ星”など星によるランク付けが有名ですが、それ以外にもビブグルマンというコストパフォーマンスを評価する基準もあるんです。

ミシュランに選ばれるようなお店は、どうせお高いんでしょ?と思われるかもしれませんが、ビブグルマンは5,500円以下でのコースやアラカルトの提供が条件で、ラーメンや餃子、カレーなど、気軽に食べられる料理も数多く選ばれています。

肩肘張らず気軽に行けて、当然のことながら絶対に美味しいと約束されているってことですね。

とりわけラーメンは、改良に改良を重ね日本独自の進化を遂げて、もはや立派な日本料理といって過言ではありません。それだけにミシュランさんも気合いを入れて選び抜いたんじゃないかと思います。

ビブグルマン常連!『麺尊RAGE』

そんな「ミシュラン東京2019 ビブグルマン」に選ばれたラーメン店の数は21店舗でした。この数が多いのか少ないのか、いまいちピンときませんが、まぁそれはどうでもいいこと。重要なのは僕の家の近所にあるラーメン屋が選ばれていたってこと!

その名も『麺尊RAGE(めんそんれいじ)』!ちなみに実は3年連続で選ばれています。これはもう行くしかないと思って、意気揚々と向かいましたが、なんとスープ切れで終了してました。

さすがミシュランパワーと思って潔くあきらめ、次のチャンスにかけるも、またまたスープ切れ・・・そんなことが5回、6回と続き、やっと理解しました。夕飯の時間に行ってもムダなのだと。

これは僕だけかもしれませんが、ラーメンは晩ごはんって言う思い込みがありまして、なぜかお昼はラーメン食べたくならない体質でした。しかし、夕方行っても営業していないのだから仕方ない。腹を決めて昼12時に乗り込んでやりました。

初めて見る営業中の看板に胃袋が反応し、食欲が満ちてくるようです。いざ店内へ。

上品なルックスに反したワイルドな味わい

なぜかチェ・ゲバラのポスターと『アキラ』のでかいパネルが出迎えてくれます。きっと店主が好きなんでしょうけども。まったくラーメン屋らしからぬ店内の様子にただならぬものを感じました。やはりミシュランに載るほどの店はひと味違うと、好意的に受け止めて席に着きます。

メニューを見ると軍鶏そばと煮干しそばの2枚看板のよう。連れが煮干を頼んだので僕は軍鶏をセレクト、どっちも味わいたいので。

店内のデコレーションを眺めていると、ほどなくして2杯のラーメンがテーブルに到着。豚バラ肉、鶏むね肉、豚肩ロース肉と3種のチャーシューが輝く上品なビジュアル。軍鶏も煮干しも見た目はほとんど変わりません。(味は全然違う)

しかし、お上品なのはここまで!スープを口に運ぶと、見た目に反して野性味溢れるワイルドな旨味。もちろん下品ってわけではありませんが、決して上品でもない。シンプルな醤油ベースでありながらも力強く複雑な味わいに、ミシュランは伊達じゃないと、あらためて思い知らされました。

連れが頼んだ煮干しそばも、これ以上ないくらいキレッキレの煮干しでした。これがまたクセになる中毒性の強い味。次に行ったら煮干しにします。

本当は「ミシュラン(笑)」くらいの物見遊山な気持ちもあったんですが、予想以上にハイレベルで、ラーメンでありながらミシュラン常連の実力を、まざまざと見せ付けられました。

近所とはいえ、すぐスープ切れになってしまうので、そうそう頻繁に食べられるわけではありませんが、また再び訪れることをチェ・ゲバラとアキラに固く誓いました。

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しめ
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  • マーケティング事業部のしめです。仕事以外の時間はほぼすべて猫に費やしています。奴隷のような暮らしを強いられていますが、猫に奉仕する幸せかみ締めてます。ちなみに飼い猫の名前も『しめ』です。

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