【登山記録】標高5895m世界七大陸最高峰キリマンジャロのサミットに挑戦

こんにちわ、人材開発部のやまもとです。2017年7月上旬、福岡県、大分県を中心に観測史上最大級の集中豪雨が発生。同月12日には南極で過去最大級の氷山が分離。17日には東京で35度を超える猛暑日になったかと思えば、翌日18日はゴルフボールサイズのヒョウが降る始末。8月はいったい何が起こるのでしょうか。できれば休日はビーチで平穏に過ごしたいものです。

キリマンジャロってどこよ?

↑ここです。国:タンザニア 最寄の街:モシ

って事でまずは「モシ」という街に行きました。ここまでだいぶ端折ってしまいますが、とにかく何も決めずにこの街に来た事は確かです。

酷く乗り心地の悪いバスに揺られ目を覚ますと、モシのバスターミナルにいました。

バスを降りると「カモ発見!」とばかりに黒人さん達がワラワラ集まり、
客引き:「キリマンジャロ登りに来たんだろ?いいツアー会社紹介するぞ!」
っと腕を掴まれ、鞄を掴まれ、ハリウッドスター並みの待遇を受けました。

客引きに着いて行くとろくな目に遭わないので、こんな時のための決め台詞、
私:「アイ ハブ ア リザベーション!アイ ハブ ア リザベーション!」
と100回位言い放ちその場を凌ぎます。

この時点で相当な体力、精神力を消耗・・・1泊10ドルほどの手頃な宿にチェックインし、重い荷物を降ろし身体(精神)を休めます。

どうやって登ったのよ?

↑実際に泊まった部屋

キリマンジャロの山頂まで行くには高山病のリスクがあるため、ゆっくり高度順応しながら登って行かなければなりません。そのため、最低でも5泊6日以上の日程が必要です。さらに、ガイド、アシスタントガイド、コック、ウェイター、ポーター複数名(荷物持ち)を雇わなければいけないため、高額な費用がかかります。

この負担を少しでも安く抑えるために、4人~6人程度のグループで申し込むのがベストなんですが私は1人・・・けれど予算は抑えたい!そんなわがままに応えてくれるツアー会社を探すため、街に繰り出しました。

さすが世界の登山客が集まる街だけあり、良いツアー会社がすぐに見付かりました。というのも、
私:「1人で来たんだけど他のグループに便乗して予算を抑えられないか?!」
と聞いてみると、
店員:「日本人女性4人と男性1人のグループが明日出発するぞ!」
と願っても無い好機が。

そのグループの代表である女性にその場で電話をさせてもらうと、登山の経験などを聞かれました。彼女たちは青年海外協力隊で隣国のケニアで働いているようで、登山には慣れている感じ。迷惑は掛けられないので、「屋久島の宮之浦岳富士山くらいしかありません」と正直に答えました。それがどのような判断だったのかは分かりませんが、結果は便乗OK!

その日のうちに登山に必要な防寒具や登山靴、寝袋、水筒、ストックにヘッドランプなどをレンタル用品店で揃え、その他に帽子やサングラス、日焼け止め、チョコレート(笑)などを自分で用意し翌朝の出発に備えました。

5泊6日でキリマンジャロ登山へ

翌朝、一緒に登るメンバー5人と雇ったガイド、アシスタントガイド、コック、ウェイター、ポーター10人位?と顔を合わせ、装備や荷物の確認を行います。テントや寝袋、6日分の食料や水など全てポーターが持ってくれるので、私たちはその日のキャンプ地までに必要なものだけ鞄に詰めて登ります。

↑実際の写真

始めのうちは緩やかな山道という感じですが、徐々に木々が無くなり、ゴツゴツした岩場を這い上がったりしながら、少しずつ少しずつ高度を上げていきます。高山病対策のため、とにかくたくさんの水を飲む事。ガイドからしつこい位に言われ、寝る前には登山続行に問題がないかメディカルチェックも行われました。

キャンプ地の標高が上がるごとに凍えるような寒さとなり、夜は満天の星空で、手が届きそうなほど近くに見える天の川の下でする立小便が忘れられません(笑)

サミットは忘れられない思い出

↑実際の写真

最後となるキャンプ地は標高4600m。サミット(頂上へアタックする事)は深夜1時起床で、そこから5時間かけて一気に5895mを目指します。

ヘッドランプが照らす僅かな明かりを頼りにサミット開始。歩き始めて30分くらいで5日間の疲れが溜まっているのか、吐き気に襲われました。歩幅がどんどん小さくなっていったが足は止められない。

気持ち悪くて顎を上げる事もできませんが、ゆっくり、ゆっくりと足を止めずに歩き続けました。死ぬ間際でもないのに、子供の頃の記憶や両親や兄弟の事、お世話になった人の事が走馬灯のように浮かぶ。

途中から雪道に変わり、足元もおぼつかない中、辛くて半べそをかきながらなんとか頂上へ到達しました。

この時の辛さ、この時の努力、この時の達成感に比べれば、どんな事も小さく思えてしまうほど、私にとってはかけがえの無い体験となりました。

終わりに

頂上から見渡した地球はとてつもなく雄大で、言葉にする事ができないほど美しく、今、デスクの上でキーボードを叩いている自分がとても小さく思えてしまいます。

しかしこのような体験が出来ただけでも、今の自分の人生に大きくプラスになっているんだろうな、とつくづく思います。

ここで言いたいのは「行動力

思うだけ、感じるだけ、考えるだけ、言うだけ、そこまでは誰でもできるんです。その1歩先。

「まずやってみる」を出来ない人がとても多い。

やって後悔するのとやらずに後悔するのとでは、やらずに後悔する方が何倍も大きいと言いますが、本当にその通りだと思います。

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この記事を書いた人

やまもと
  • やまもと ( )
  • 横浜店、埼玉店で店長を経験後、人材開発部/タレントケアチーム/カスタマーサービスの責任者を務めているやまもとです。美味しいものとお酒、夏と海、アウトドアに旅行、仕事も好きですが遊びはもっと大好きです。

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