【大沢回想録⑤】強面(お茶目)なオジキによる最終研修後、待っていたのは?

こんにちは。大沢っちです。
闇営業問題で、吉本興業と所属するたくさんの芸人さんたちが、揺れに揺れています(※この記事執筆中は)。タレントと事務所の関係性は、我々の会社とキャスト様の関係性にリンクする部分も多分にあるので、信頼関係の重要性をあらためて認識させられる事件です。我々も気を引き締めていかなければならないと痛感しています。
では、今月も懲りずに私の回想録でいってみようかと思います。(これまでの軌跡⇒【大沢回想録】)

上司が私の車に同乗するの刑

ドライバー業務で道に迷い、1時間タレント様を待たせてしまい、一番恐れ多い上司が私の車に同乗するの刑を食らった続きです。

敬愛するオジキを乗せている緊張と、失敗による絶望と罪悪感で、目の前が歪んで見えます。もう生きて戻ることがないかもしれない道を、目的地へと向かってただただ必死に走っていました。

そんな絶望を知らないタレント様は、無邪気な様子でオジキに、

女の子「なんでオジキさんが同乗してるんですか?」
オジキ「大沢くんがどういうふうに仕事しているかを見たくて」
女の子「大沢くん、なんかやったんですか?」

”ええ、やらかしました!”と思いながらも私は苦笑い。

オジキ「ちょっとね」

”ええ、ちょっとこれから始末されるんです”と思いながらも私は苦笑い。

そんなこんなでその時の物件は、一度近くまで行ったことがあったため、比較的容易にたどり着けました。しかし片道40分ちょっとと、距離はそこそこあり。なのでタレント様をご案内したあと、そのままタレント様が退室するまで、物件の近くで待機することになりました。

・・・そう、オジキと2人きりで。

意外にお茶目なところもあったり

失態のオトシマエとして、『ズーラシア』のライオンの餌にされるんじゃないかとヒヤヒヤしながらも、駐車場付きのコンビニに停車し、時間までに待つことになりました。

オジキは気さくに話しかけてくれるのですが、ガチガチに緊張している私はうまく話を広げられず、会話が続きません。

時間まで少し仮眠して待つということになったのですが、目を閉じたらもう2度と開くことはないと思い緊張で眠れず、ゴソゴソしてるうちに時間になりました。

先ほどご案内した物件の前に車を移動させる道中で、オジキが「じゃあ、俺、後ろの席で隠れてるから、大沢くんは知らんぷりして女の子を乗せてね」と、突然いたずらを提案。

時間になりタレント様をピックアップして、私は指示通りに知らんぷりしつつ次の物件に向かいます。

その道中に、オジキが後部座席からタレント様の横に顔を出し「ワッ!」っと脅かすと、この世のものとは思えないような叫び声が車中に響き渡りました。

運命の歯車が回りだす?

そんなお茶目なオジキとの最終研修を終え、数日が経過しました。横浜の道もドライバーの仕事にも大分慣れてきた矢先、オジキに個室へと呼び出されました。

「大沢くんて、自宅は鶴見のほうだよね?実は最近、新しく東京で『白金プラチナ』って言うお店をオープンしたんだけど、そっちのドライバーさんがまだ少ないから、週1~2回でもいいからも手伝ってもらえるかな?」

敬愛するオジキの脅し頼みとあっては断るわけにもいきません。二つ返事で了承しました。

”まぁ週1、2ならいいか”と余裕で構えつつ、何件かタレント様を送迎して事務所に戻ってきたら、大物の貫禄を漂わせるキャップに髭の男性に声をかけられます。

「君が大沢くん?じゃ行こっか」

拉致(らち)とは、ある個人の自由を奪い、別の場所へ強制的に連れ去ること。 連れ去り。(ウィキペディアより)

この表現がしっくりくる感じで、私はこの貫禄を漂わせる男性、Tさんに連れられ、東京へ行くことになったのでした。

この記事を書いた人

貴志大沢
  • 大沢 貴志 ( / )
  • ラーメン。ラーメン。ラーメンが食べたい。麺はのむものです。ジロリアンではありませんが、ラヲタです。

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