今さら聞けない「パソコン」って何?~5分で分かる仕組みの全て~

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こんにちは、マーケティング事業部所属の山口良二です。

私のプロフィールにも記載しておりますが、社会に出てからの大半の期間を、俗にいうIT系の企業や仕事をして今に至ります。

「PC(パソコン)」と聞くと…

・好き(興味がある/知識に自信がある)
・苦手(苦手意識も含む)

と、分かれる部分があると思いますが…
ここで貴方に質問です!

ズバリ「PC」って何でしょう???

……

その答えが今回のブログ記事になります。

PCの基本構成(仕組み)

PCに必ず備わっているもの(パーツ)は

・CPU(Central Processing Unit)⇒「演算」を行う
・メモリー⇒「(一時)記憶」を行う
・ストレージ(ハードディスク等)⇒「記録」を行う

この3つは、どのようなPCにも必ずあるものとなります。
逆に言えば、一見複雑な精密機器のように見えますが(実際そうですが)主にこの3つだけとも言えます。

「演算」「記憶」「記録」の流れは、算数のひっ算に例えるととても分かりやすいです。
(実際も同様の処理をしています)

PCが出来る事その1「演算」

002_01_CPU

上記の通り、PCが出来る事の1つ目が「演算」です。

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このようなひっ算では、まず各値を「九九」で掛け算してゆきますが
この「九九」の部分が演算だと思って頂ければOKです。
最小構成(実際のCPUは0と1の連続を処理している)をどんどん処理してゆくのがCPUの役目です。

PCが出来る事その2「記憶」

002_02_Memory

ここでいう「記憶」というのは、一時記憶という意味合いです。
「忘れたり抜けたりしてはダメだが、恒久的に覚えておく必要はない」というものです。
PCでは、この部分を「メモリー」が担当します。

メモリーの容量が大きく、転送速度が速いと、より大きな処理を素早く実行出来るようになります。

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 1422 ←ココ
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メモリーは「一時記憶」を担当する部分なので
PCの電源をOFFにすると、メモリーの内容は全消去されます。

PCが出来る事その3「記録」

002_03_HDD

記録に関しては、ストレージ(ハードディスク等)が担当する部分で
これは「保存」と言った方が馴染み深いでしょうか。

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PCを使うあらゆる場面で「保存」と「読み込み」を行い、繰り返されます。
CPUが高速で、メモリも高速&大容量でも、ストレージが低速だと全てが足を引っ張られます。
また、一番消耗が激しい(≒壊れやすい)部分でもあります。

それで…PCって何なの?!

上記の通りです。

…といってもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが

PCとは「巨大な電卓」です。
(これ、SEの方でも案外ちゃんと説明出来なかったりします)

上記の例「ひっ算」は小学校で習うかと思います。
紙とペンがあれば誰にでも出来るはずですし、得意な方なら暗算でも出来るでしょう。

ただ、一般的に…電卓を使った方が早いですよね?

大量の計算が連続するのであれば、電卓よりもExcelのほうがさらに早いですよね?

人間でも出来る処理を、一定のルールのもと高速化&反復化し、より永続的に(少なくとも人の記憶力よりは)記録するためにPCというものが存在します。

それでは、1つ詳しくなって頂いたところで(?)実例を書いてみますね。

実例「Excelを使用する」

実際にExcelを使用する際に、PCはどのような処理を行っているのでしょう?
※初心者の方にも分かるように、かなり端折って記載しますのでご了承ください

1.Excel本体が、Excelの起動や動作に必要な大量のファイルを読み込む(「記録」の呼び出しと「演算」)
2.上記1.で読み込んだものから得た情報を出力(画面にうつす)する(上記同様&この過程で大量の「一時記憶」が発生)
3.「最近開いたファイル」や「環境設定の読み込み」を行う(「記録」の呼び出しと「演算」)
4.起動完了
5.Excelで資料を作ったり等を行う(都度「演算」「記憶」が発生)
6.保存する(保存するという動作に対する「演算」⇒「記録」)
7.終了(終了処理を「演算」する、今まで使った「一時記憶」を削除する、変更がなされた点を「記録」する)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
PCを用いて何をするにしても「演算」「記憶」「記録」が発生します。
逆に、上記以外の概念は発生しない(行えない)のです。

この概念を覚えておけば、PCを使って仕事をする際にちょっと頭を整理して取り組めるようになれましたら幸いです。

この記事を書いた人

良二山口
  • 山口 良二 ( )
  • グループが創設される前からIT畑に根を生やしつつ、各種業務の仕組化や効率化を率先して設計しております。「ありがとう」と言われることを積み重ねられる仕事環境にはやりがいが溢れています。

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