【2ストエンジン】夏の終わりは懐かしの2ストバイクで海岸線を走りたい☆

皆様こんにちわ。埼玉スタッフの小林です。夏も終盤ですねー。でも、まだまだ暑い日が連日続いております。体調など崩されている方も多いと思いますが、水分補給はマメにしましょうね。
私が一番体に堪えるのは、内気温度と外気温度差でしょうか?職場の事務所内はエアコンが効きすぎて寒いくらい。温度調整もマメにしないとですね。

生産中止となった「2ストロークエンジン」

さて今回はバイクのお話をしたいと思います。私は若かりし頃、自動車整備士を目指し、『2級ガソリン自動車整備士』という国家資格を取得しました。

もともと自動車整備の専門学校で、必要なカリキュラム・工程を終えていて無事資格も取得できたのですがが、その中でバイク整備の実習も受けていました。

今はもう生産中止となった「2ストローク1サイクルエンジン」のお話をしたいと思います。通称「2スト」と呼ばれるバイク。自動車でも「ジムニー」の中には、「2ストロークエンジン」を搭載しているモデルもあります。

私の時代は『湘南爆走族』という漫画が有名で、その中のメンバー、特攻隊長でモヒカン頭が特徴の「丸川角児」が乗っていたのが2ストエンジン搭載のカワサキ「KH」(通称・ケッチ)。ちなみに、間違えやすいですが「マッハ」というバイクも存在します。

当時、原付バイクなどは大半が2ストエンジンでしたが、環境保護の観点などから近年は減少傾向にあり、国産のバイクではもう作られていません。

しかしそれゆえに魅力的で、「4ストロークエンジン」より優れている点も多々あります。

「2スト」と「4スト」の違い

「2ストロークエンジン」とはその名の通り、2行程(ピストン1往復)で一連の流れを終えるエンジンです。

「4ストロークエンジン」が「吸入」「圧縮」「燃焼」「排気」と4行程に対し、「2スト」は「吸入」「圧縮・燃焼」と2行程。オイルを一緒に燃やしてしまうため、マフラー(チャンバー)から出る白煙は独特な匂いを放ちます。

できれば、そのバイクの後ろは走りたくないですね。。。同排気量であれば、ピークパワーは「4ストロークエンジン」よりも高く、エンジン自体も軽くコンパクトに作ることが可能です。

また、「4スト」とは違い、シリンダー内にバルブを持たず、混合気をクランクケース内に送り、潤滑油にする特徴があります。あわせて「パランパラン」というアイドリング音や、チャンバーから出る白煙、甲高いエンジン音なども大きな特徴です。

白煙の匂いと排気音が懐かしいです

デメリットは、オイル管理を怠るとエンジンが焼き付くこと。さらにオイル代がかかります。燃費も良くありません。

排気音が大きく、夜中の住宅街などでは近所迷惑!!未燃焼ガスが多くオイルも燃やしているので排気ガス中の有害物質が多い・・・というのが、今の時代のニーズに合っていないのかも知れませんね。

たまに国道などで2ストバイクが走っていると、とても懐かしく、白煙の匂いと排気音も心地良く感じます。それはその時代がとても楽しかったからだと思います。

今は中古価格も跳ね上がり、趣味として2ストバイクを所有するのはちょっと勇気がいりますが、この夏の最後、海岸線をバイクで突っ走ってみたいものですね。

この記事を書いた人

智志小林
  • 小林 智志 ( / )
  • 埼玉店のローリングKこと小林です。ローリングの所以とおり、毎日ぐるぐる回ってます。趣味はストレッチと酸素バーに通う事です。最近加圧トレーニングにて心も身体も鍛え中。一緒に働く同志求む。

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