富士山ハイキングを機会に「おもてなし」を学ぶ

猿

こんにちは、店舗開発部の飯島です。

約9年ぶりの富士山へ

9月下旬、久しぶりに日帰りで富士山に登ってきました。
といっても、山頂ではなく0合目~五合目まで。

富士山五合目(富士宮口か富士吉田口)~富士山最高峰の剣ヶ峰へは
今までに3回登頂したことがありますが、自動車で五合目まで行って山頂を
目指すという、往復・休憩込で6~7時間もあれば楽に日帰りも出来るポピュラーな富士山の観光登山コース。

今まで富士山0合目~五合目を歩いたことは無かったのですが、出身地
(静岡)の幼馴染による「富士山の0合目~五合目まで日帰りハイキングに
行こうよ!」の一言で、アラフィフの男3名で富士山五合目までのハイキング
となりました。

サルオガセ

綺麗な空気のところでしか生きられないサルオガセ

人の気分をピッタリ言い当てる男

その幼馴染の彼は、旅館の跡継ぎで館主になったばかり。彼と会うたびに
想うことは、いつもこちらの気持ちを先回りしているように、こちらが口に
出して話してもいない、そして自分でさえも気付いていない「○○したいな…」
というような気持ち・気分を当ててくる、不思議な男。

今回も、富士山が世界文化遺産に登録された2013年以降は一度も登って
いなかった故郷の山『富士山』のことがなんとなく気になっていたところで、
彼の「今度さ~、富士山の0合目~五合目まで日帰りハイキングに行こうよ!」
のLINEが…。

東京と静岡で離れていても通じ合ってしまっているような感じに戸惑ってしまいます。

旅館の館主の彼に言わせれば「館主たる者、言葉にしていないお客様の
気持ちを察して、おもてなしをする。」ことが仕事らしいです。

まるでサイキックかと思えるほどに「行きたいところ」「観たいもの」
「体験したいこと」「食べたいもの」など、こちらの気分を察して当ててくる。

当てるには、その人の気持ちに寄り添ってみて、その人の気持ちで何かを
想ってみるだけだ。と言う。

さて、今回の富士山ハイキングのお昼はパットラックにしようということだった
ので、私は一番簡単だと思える主食担当。

その日の気分でなんとなく3名分の『パン』と『ピクルス』を買い込んで行った。

おかず担当の旅館の館主は、私が滅多に選ばない『パン』を持ってくることを
見事に予測して、手作りの『アリスタ(フィレンツェの豚塊肉ローストらしい)』
と『カポナータ(シチリア風の野菜のトマト煮らしい)』を持ってきていた。

汁物担当のもう一人は『豚汁』のフリーズドライに、おまけの『おはぎ』で、
「お前だけなんで和食なんだよ~。KYだな!」と罵られることになって
しまいました。

さすが代々続く(何代目かはしりませんが)、有名老舗旅館の館主です。
とにかく、おもてなし力がとてつもなくスゴイ。

山小屋

かつては大繁盛の山小屋。今は廃墟。

おもてなしの心

私たちも、風俗店を利用するお客様の気持ちを察して『おもてなしの心』を
もって対応したいところですが、幼馴染の館主の域には到底及んでいない。

彼ほどの『おもてなしの心』があれば、風俗のお店の贔屓客も多くなって、
予約がとれない圧倒的な大繁盛店になりそうだ。と思いつつ、私たちスタッフに
よるホスピタリティの大切さを改めて考えさせられました。

おまけの「天城山」にて

おまけの「天城山」にて

この記事を書いた人

直人飯島
  • 飯島 直人 ( )
  • 「仕事」も「趣味」も、やりたいことが多すぎる生活を送っていますが、毎日の人生をおもいっきり楽しんでいます。よく働きよく学び、そして、よくよく遊んでいきましょう。

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