人材開発部 川藤の趣味への道④

人材開発部の川藤です。
趣味の話でバイクの事を書いています。この記事の頃は1年360日はバイクに乗っていました。もちろん冬の雨の日でも。

しかし今は、冬には車以外乗らない軟弱ライダーになりました。この記事を書いていると無性に乗りたくなるのですが。。。

今回でようやくバイクの車種が決まります。最後まで読んで頂けると嬉しいです。

広尾のバイク屋にて

前回からの続きとなりますが、Uさんと旧車専門のバイク屋に話を聞きに行きました。ここは業界ではかなり有名なお店の一つで、オヤジもなかなかの曲者ですが、熱く旧車について語ってくれました。

Uさん「こんにちは、オヤジさん。今日はカワサキZ1000Jについて聞きたいんだけど」
オヤジ「1000J?このバイクはアメリカの白バイでも使われてたんだよ。因みに系統で言うと・・・」

ここからカワサキの歴史について2時間程教えてくれました。初めて聞く事ばかりで、旧車への興味が一気に湧いてきました。その時の話でも度々出てきたZ1(日本だとZ2の方が有名ですね)、カワサキの代表格といえるバイクです。オヤジさん的には、1000Jよりも総合的にZ1が良いとのこと。お店にも売り物の現車がありました。

自分「この後ろにあるのがそうですよね。まじまじ見るの初めてだけど、4本出しのマフラーって独特で今どきないですよね。カラーリングもすごい、これが初期型の火の玉カラーってやつだ」
Uさん「オヤジさん、エンジン音聞けたりする?」
オヤジ「いいよ、ちょっと待ってて」

Z1エンジン音

わざわざバッテリーを付け替えてくれて、エンジンをかけてくれました。室内なのでびっくりするくらい音が響きます。何とも形容し難い独特のサウンド、自分も初めて聞く4本のマフラーから出る不思議な音でした。(今のバイクは集合マフラーといって、本来4本必要でも出口は1本のものがほとんどです)

Uさん「面白い音だね。俺も初めて聞くかも。オヤジさんありがとうございます」
オヤジ「うん、ちょっと待ってて」

そう言うと何故かバイクを外に出し、乗っていきました。暫くすると帰ってきて、

オヤジ「免許は持ってるんだよね。よかったら乗ってみる?」
Uさん・自分「???」
自分「Uさん、これって乗っていいもの?やばくね」
Uさん「オヤジさんがいいって言ってるから、甘えていいんじゃね」
自分「わかった。オヤジさん、ちょっと乗らせてもらいます!」

試乗!

普通、車やバイクを買う時、試乗車があって乗れる事も多いと思いますが、今回の様な旧車には試乗車がありません。値段も安くないので、ぽっと行って乗りたいと言っても試乗させてくれるトコはまずありません。Uさんの友達だからとしても、思い切ったことをしてくれます。

バイクに跨ると、そんなに大きさを感じないのに、とてつもない重量感を感じます。(今のバイクと違い、鉄のパーツが多いので実際重たいです)
アクセルを回すと独特の音が、期待が膨らみます。

自分「じゃぁ、ちょっと行ってきます」

走り出すとその音はさっき以上に独特だが心地よく、全ての状態が素晴らしく良好で安定感があり、何より乗っていて楽しいと思える乗り物でした。時間を忘れてましたが、近所をちょこっと程度なので、実際は5~10分くらいのドライブだったと思います。店に戻ってきて、子供の様な顔で言ったんでしょう。

自分「オヤジさん、メチャクチャいいですね。このバイクが欲しいです」

大型免許を取得して1年半、ついに購入を決断。このバイクは一生乗りたいと思えるもので、一生乗ると決めてました。しかし、現実はそんな簡単ではなかった。。。
ローンの審査が通らず、断念。良くしてもらったオヤジさんにも頭を下げ、お金を貯めてから必ず買いに来ると約束をしました。

そんな中、新たな展開が。。。

次回へ続きます。

この記事を書いた人

川藤
  • 川藤 ( )
  • 五反田店スタッフ、埼玉店店長を経て人材開発部に配属となった川藤です。前職がバーテンダーなので、お酒が生活の一部になってます。皆様の研修を主に担当するので、研修後楽しいお酒を飲みましょう。

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