【夏の縁日☆】緊張の瞬間!集中力がものをいう真剣勝負!!【カタヌキ】

皆様こんにちわ。埼玉スタッフの小林です。
ちょっと肌寒いジメジメな梅雨も明け、そろそろ夏本番を迎える今日この頃。

縁日で思い出すのは、やっぱり「カタヌキ」

これからのシーズンは夏祭り・花火大会・盆踊りと、イベント目白押しのドキドキ、ワクワクする季節ですね。

子供の頃に行った縁日・夏祭りの夜店の綿あめ・金魚すくいや、的撃ち、カタヌキなど、懐かしくも胸躍るあの頃はすごく楽しかったな~と、つくづく思います。

気分が和らぎ、たくさんの屋台と美味しそうな甘い匂いが漂ってきたり、ゲームを楽しんだり。。。

子供が喜ぶ姿を見ていると、なんだかこちらも幸せな気分になりますよね。その中でも当時は必死になってやってたなーって思う「カタヌキ」。

型通りにくり抜けばお金がもらえるというギャンブル性もまた◎。

意外と歴史があるお菓子です

もともとの始まりは戦後までさかのぼるそうです。現在でもカタヌキ菓子を製造・販売しているメーカー・ハシモトの先々代社長がべっこう飴からヒントを得て、「カタヌキ」が誕生したそうです。

最初はべっこう飴をより薄く延ばし、ヌキ飴という絵模様の入った商品を開発。その後、澱粉・砂糖・ゼラチン・香料などで作って、色づけされた板状の菓子へと変わっていきました。

やがて描かれた動物や星、桜などの型を針や爪楊枝などで、くり抜く縁日の遊戯へと発展し、型を割らず上手にくり抜くことができれば、景品(お金)が貰えるようにもなりました。

飴は熱いうちに加工しないと成形ができないらしく、数を多く作るにはかなりの職人技が必要だったそうです。飴は夏など高温・高湿度に弱く、くっつきやすい等の問題があり、商品管理が困難だったそう。

そこで1960年頃に、東京で流行っていたカタヌキを研究し、現在の高温に耐えれる精糖を主にした「カタヌキ」に改良したそうです。

集中力が試される真剣勝負

型によってもらえる金額も跳ね上がり(高額と言っても、何千円の世界ですけど。。。)、難易度は高まります。それをピンでチクチクと刺しながら型を抜いていく地味~な作業。

溝の深さをよく見きわめる観察力、手で割る・画鋲で削る場所を決める判断力、成功するまであきらめない集中力が試されます。

でもちょっとでも気を抜くと、パリーンと型が割れてしまい、ゲームオーバー。まさに集中力のいる真剣勝負!!失敗した後は食べれてしまうのがまた粋です!

今でも「カタヌキ菓子」として販売しているようですが、販売元の会社は、上記でも取り上げた大阪市西成区にあるハシモトという会社1社しか残っていないそうです。時代に流されず、良きものはこのまま残って欲しいものですね。

今年はお祭りを楽しむべく甚平を身に纏い、下駄なんて履いて粋な姿で縁日に繰り出そうと思ってます。

「カタヌキ」は夏の良い思い出作りにもってこいです。昭和生まれの懐かしいお話しでした!

この記事を書いた人

智志小林
  • 小林 智志 ( / )
  • 埼玉店のローリングKこと小林です。ローリングの所以とおり、毎日ぐるぐる回ってます。趣味はストレッチと酸素バーに通う事です。最近加圧トレーニングにて心も身体も鍛え中。一緒に働く同志求む。

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