【サンタクロースの超怖い弟】浮かれたクリスマスをどん底に突き落とす?

今年もクリスマスがやってくる!

今年ももうすぐクリスマスがやってきますね。子供の頃は楽しみでしたけど、大人になった今は、取り立てていいことがあるわけじゃなし、華やかに彩られたイルミネーションに心躍らすようなこともなくなってしまいました。

むしろ、クリスマスの浮かれムードに、少々食傷気味だったりもします。

クリスマスでハシャぎまくっているリア充たちが憎い・・・とまでは言いませんが、羨望と嫉妬が入り混じった感情が心の奥に渦巻いているのも否定できません。

どこかの大富豪かクリスマスケーキに土地の権利書を添えて、プレゼントしてくれるような奇跡でもあれば話は別ですが。

どうせ今年も猫にマグロをあげるだけのささやかなクリスマスを過ごすことになるでしょう。

サンタクロースの弟?

そんなやさぐれた心境で迎えた12月。日々彩られていく街のデコレーションを尻目に、とんでもない事実を知りました。

なんと、サンタクロースには双子の弟(?)がいたんです。

その名は『クランプス』。サンタクロースが良い子にプレゼントを贈るのに対して、クランプスは鐘を打ち鳴らし、手にした鎖と束ねたカバノキの枝を振り回しながら、悪い子を地獄に引きずっていくといいます。

全身毛むくじゃらで、雄羊のようなツノと鋭い牙が特徴のやばいヤツです。

ドイツ、オーストリア、ハンガリーなど、ヨーロッパの一部地域ではよく知られた存在なんだとか。

そんなクランプスのご尊顔がコチラ↓↓↓

ちょっと怖すぎるでしょう。日本で言うところのなまはげ的な存在らしいですが、こんなのトラウマ必至じゃないですか。こいつらに追い掛け回されるなんて、見も知らぬヨーロッパの子供たちに同情を禁じえません。

日本でもクランプス旋風が!?

しかし、同情してばかりもいられません。実はこのクランプス、すでに日本上陸を果たしているのです。

2015年から『クランプスジャパン』という団体が、志村坂上駅近くの商店街で毎年12月の第1日曜日にパレードを実施しているそうです。

今年は12月2日に、『第4回クランプスパレード』が志村坂上「しむらん通り」歩行者天国で開催されました。ちなみにオーストリア物産展も同時開催だったそうです。

それにしても、今までまったく知りませんでしたが、なんだかんだパレードも4回目なんですね。しかも、年々賑やかになってきているとか。

クランプスの衣装や仮面の作りこみに気合いが入りすぎて、逆に人々を遠ざけてしまうちょっとニッチなイメージもありますが、日本でもぜひ定着して欲しいものです。

クランプスがメジャーになれるかどうかは今後の展開次第ですが、考えてみればハロウィンだって、注目を集めるようになったのは、ここ5~10年くらいですよね。それまでは、今のクランプスとそれほど変わらないマイナーイベントでした。それが今や・・・ねぇ。

まぁ、クランプスの場合は、良くも悪くもハロウィンのようになることはないでしょうけど。なにせ怖すぎるから。

でも、浮かれすぎのクリスマスに一石を投じてくれるカウンター的存在に成長したら、おもしろいんじゃないでしょうか。

今年のクランプスパレードは終わってしまいましたが、来年もまたやさぐれたクリスマスを迎えるようだったら、怖いもの見たさで覗きに行ってみるのもいいかなと思います。

極度の出不精なのでどうなるかわかりませんが。

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しめ
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  • マーケティング事業部のしめです。仕事以外の時間はほぼすべて猫に費やしています。奴隷のような暮らしを強いられていますが、猫に奉仕する幸せかみ締めてます。ちなみに飼い猫の名前も『しめ』です。

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