【乱立するコンセプトカフェ!!】風俗店に通ずる部分もチラホラ見え隠れ…

「コンカフェ」とは?

「コンカフェ」という言葉をご存知でしょうか。コンセプトカフェの略で、なんらかのコンセプトを掲げているカフェなどのことです。一番イメージしやすいものといえば「メイドカフェ」でしょうか。

もうこれらは乱立しまくっています。何をコンセプトにしてるのかわからないものもあり、もはやコンカフェではなく、普通のカフェなんじゃないかと思うくらい。

ただ、それでも最近新規にできるコンカフェには、「なんとかほかとの差別化を図りたい」という強い意志を感じます。

がっつりコンセプトに寄せている店もあれば、単純にコスプレをしてるだけとか、そんな薄味の店もあります。コンカフェ選びは、ある意味、美味しい飲食店を見つけるのと似ています。

大手コンカフェは、やはり安定感はあります。満足度もまあそれなりに。万人受けするようにキャストの教育が行き届いています。ただ、物足りなくなることもしばしば・・・

一方、かなり小さい規模のコンカフェ、なんだったら個人経営でやってるくらいのところは、ぶっ飛んでいたり、頭悪かったり(褒め言葉)、いろんな意味で楽しめる部分もあります。

ただ、ヤバいところはヤバい。当たりハズレがめちゃくちゃあります。

「吸血鬼たちの楽園」???

数年前、僕がメイドカフェ以外で、はじめて行ったコンカフェがあります。コンセプトは「吸血鬼たちの楽園」という、非常に香ばしい・・・看板がすごく色っぽいヴァンパイア衣装だったので、思わず入ってしまいました。

深夜遅かったので、もはやカフェというより、形態はバーですが、お店に足を踏み入れるなり、酔い潰れて倒れてる人々が多数・・・

テーブルに座って、一人でジェンガをやってる客。ワインをラッパ飲みし、泣きながら一人で叫んでる女性。カウンターの中のキャストはグロッキー。

「楽園」というより、言葉としては「地獄」というのがピッタリです。一人でジェンガをやってる姿は、本当に恐怖を感じました。

ヤバいところに来てしまったと思い、帰ろうとしたのですが、バックヤードの奥からめちゃくちゃに酔っ払ってるキャストが出てきて、有無を言わさず席に通されました。(あとから明細見たんですけど、チャージ料1500円取られてました)

「何飲む?何飲む?」としつこく聞かれ、「あ、じゃあウィスキーで・・・」って言ったら、テーブルにビール置かれました。

「今日○○ちゃんの聖誕祭なんだよね~」って話を聞いて、なるほど、この惨状は聖誕祭で荒れ果てた結果なのかと納得。

この手のカフェのバースデー系のイベントは、本気でハメをはずす人がいるので、コンカフェ初心者は注意が必要です。

頼んでもないビールを飲みながら、酔っ払ってるキャストと会話しはじめた途端、「私の○○ちゃんと会話しないでよ!!!!」と、先ほどワインをラッパ飲みして、泣きながら叫んでいた女性が僕の胸倉を掴んで暴れはじめました。

僕が一体何をしたというんだ?ああ、喋ったのか。ごめんな、と思いながら、紳士的になだめました。

聞くところによると、聖誕祭のために100万円持ってきたものの、お酒に弱く酔い潰れてしまい、志半ばでリタイアしてしまった自責で、やけ飲みしていたそうです。完全にメンヘラ。このキャストはいつか刺されてしまうんじゃないかと心配になりました。

一人でジェンガをやってる人

夜が更けるにつれ、その女性も酔い潰れて寝てしまい、もう起きているのは僕と一人でジェンガをやってる客の2人となってしまいました。

声をかけようとしたんですけど、めちゃくちゃ真剣にやってるので無理でした。というかこの人はなんでこんな真剣にジェンガに取り組んでいるのだろうか。闇を感じました。

コンセプトから逸脱すると、その店の売りがなんなのかわからなくなってしまいます。キャストの教育も行き届かなければ、客離れにつながってしまうのが、この手の商売です。

これ、風俗店にも同じことが言えます。コンセプトに沿った採用、客離れを起こさないキャスト教育。社員になって1年が経過しましたが、まだまだわからないことだらけです。

これからもいろいろと覚えることはあると思いますが、頑張っていきます!!

この記事を書いた人

SATOSHI
  • SATOSHI ( / )
  • 長きに渡るフリーター生活を脱して、千葉で生活しはじめました。右も左も分らないまま、この業界に飛び込みましたが、日々いろいろと勉強させて頂いています。

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