紅葉の『いろは坂』を抜けて徳川家康公に出会う旅【なぜか泊まりはプチペンション】

横浜エリア、店長のやまもです。秋も深まりすっかり寒くなってまいりました。

霧のいろは坂

ブッダに造詣深い嫁の「東照宮が見たいよ~」というリクエストにお応えし、連休をとって日光へ。一泊二日の小旅行に出かけてきました。

自宅から約180km、東北道をひた走ります。午前中に出発したのですが、紅葉シーズンの週末ということで車も多く、栃木に着いたのは午後3時過ぎ。知人にお薦めされた「立木観音」を拝見してから東照宮にというルート。

観光道路を経由し、中禅寺湖を目指して「いろは坂」をひたすら登ります。日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ道路ですが、下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂の二つの坂を合計すると、48か所もの急カーブがあることから「いろは48文字」にたとえてこの名がついたそう。

カーブごとに「い」「ろ」「は」・・・の看板が表示されています。10年ぶりくらいでしょうか。目が回りそうな急カーブ、霧も立ち込めてきて紅葉見物どころではありません。嫁は助手席でなぜか軽快に「いろはうた」を口ずさんでいます。あとで聞いたら酔いそうで苦肉の策だったそう。

中禅寺~東照宮へ!

なんとか「いろは坂」を抜け、辿りついた日光開山の父「勝道上人(しょうどうしょうにん)」によって建立された中禅寺。世界遺産「日光山輪王寺(にっこうざんりんのうじ)」の別院だそう。

こちらにまつられている1本の桂の立木に千手観音を彫った立木観音。こればもう、たいそう立派で見応えがありました。荘厳な心持ちで手を合わせていると、「儲かるように祈願したかあ?」とちょっと台無しの嫁。まあ間違ってないのですが。

ご利益をいただいて、いざ東照宮へ!これまた「いろは」坂をひたすら下ります。やはり嫁は「いろはうた」を口ずさんでおりました。

お寺の大駐車場に着いた頃には、すっかり陽も暮れはじめ、閉館の夕方5時まであと1時間。徳川家康公の眠るという奥宮目指して駆け足で境内を回ります。

表門をくぐり「見ざる・言わざる・聞かざる」の「三猿」。人間の一生が風刺されているそうな。嫁が楽しみにしていた国宝の「眠り猫」から207段の階段(石段)を登り、釣鐘のような家康公のお墓にたどり着いた頃には、もう足腰はがくがくでした。しかし、こちらも一見の価値ありでございました。

乙女チック(?)なペンション

日暮れ前に目的を達成。嫁が手配してくれていた温泉付きのペンションを目指します。

風流な温泉宿と行きたいところでしたが、予算削減のため、素泊まり二人で9,600円。歴史を感じるお寺巡りとは打って変わって、到着したのは軽井沢にありそうなプチペンションです。

迎えてくれた人の良さそうな髭とメガネのマスターが「ちょっと可愛いくて年配の方には申し訳なくて・・・」と。案内された部屋には乙女チックな飾り物があちらこちらに。「うーん、確かに可愛い・・・」。

ロビーのレストランスペースでは、若いカップル数組と女子会っぽいチームが楽しそうに食事中です。貸切露天風呂をいただいて、「なんか学生気分やなあ」「うふふ、なんか若返ったみたいやわあ」と、ご機嫌な嫁でございました。よかったよかった。

明日の帰りの渋滞のことは考えずに・・・おやすみなさい。

この記事を書いた人

やまも
  • やまも ( / )
  • タレントのマネジメント業から転職、ドライバースタッフを経て、入社5年目の店長就任。新たな気持で取り組んでいます。チャンスはここにあります!横浜で一緒に夢を語りましょう。

やまもが書いた記事