持ってて良かった○○カード。出掛けるときは忘れずに!! 

晴天の霹靂

「この私が風邪を引くなんてー」

勤務時間が終わろうとし、ほっと一息つきたい気分の心の隙間を付くかのように、重だるい影が体を覆ったかと思うと、そのとたんするどい寒気が全身を貫き、私は感冒の住人となりました。

会社、家族を背負って立つサラリ―マンが安易に風邪で休むなどできない!と、ある種の使命感に燃えておりましたが、一抹の不安も・・・翌日の出勤まで十数時間程度、このすこぶる悪い体調を劇的に改善できるのだろか?

思い悩んでいる私に一筋の光明が差す「そうだ!!病院へいこう!!」

私が住む町の片隅に幼少のころにお世話になった寂びれた病院がある事を思い出し、藁にもすがる思いで、病んだ体を引きずるようにさびれた病院へ向かいました。

懸念

光明を見出した私でしたが、その裏である懸念が頭をもたげました。幼少の記憶の片隅にあるような、ただでさえ寂びれていた病院が果たしてこの平成の世に存続しているのだろうか?

いや無理だ!!存続しているはずがない!!と私の思考はマイナス方向へとひた走りました。もうすでに無いかも知れない寂びれた病院をもとめて、一つまた一つと角を曲がり、あの最後の角を曲がるとそこに寂びれた病院は無く・・・代わりに鉄筋コンクリートでできた立派な病院が建っておりました。

病院の扉を開けると明るい光が差し込む広々とした空間が広がり、当然のことながら清潔感に溢れておりました。

不安

受け付けの中で勤務している看護師の方も若々しい方なのではと邪な思いで向かうと、そこには場末のスナックのママの様な看護師が2名おりました。興味を失った私はそそくさと受付をすませ、病状を伝えると「熱は?」と怖い顔でご質問されたので、私もすかさず「測ってないので分かりません」と返答しました。

呆れ顔の看護師2名が私にすっと体温計を差し出しました。無言で受け取るとさっと脇の下に入れ待つこと1分、「ぴぴっ」というアラーム音と共に38.7の文字が、私の顔がサーッと青ざめていく音が聞こえる程の衝撃でした。

看護師もこの結果にある種の不安がよぎったようで、すかさず最奥の別室に通されました。明らかに他の患者から遠ざけるような対応に、流石の私も「インフルエンザ」の疑いがかけられたんだなと把握いたしました。

衝撃

個室で待つこと20分、先生に呼ばれ診察室へ・・・診察室に入ると初老の男性が私を待ち構えておりました。簡単な問診のあと、喉の腫れを確認するとインフルエンザの検査をしましょうと、細長いこよりのようなものを鼻の奥の奥へ入れられて、グリ・グリ・グリとこねくりまわし引き抜くという拷問のような所業をうけました。

拷問が終わるとまたあの隔離部屋へ戻され、検査結果がでるまでお待ち下さいと更に20分待たされました。そして結果が出ましたので、診察室へと再度案内されました。さて審判の時です、私は白なのか黒なのか果たしてジャッジは・・・先生から発せられた言葉は!!

「白白白白っつ圧倒的白!!!!!」っと福本伸行先生の作品に出てくるセリフのように、診察室に鳴り響いたような気がしました。晴れて疑いがはれ、単なる感冒であることが証明された私はお会計をすませ、薬をもらいに薬局へ。そこでも衝撃が私をおそいました。

そこで勤務していた薬剤師さんが場末のスナックのママ風なのはもちろんですが、ヘア―スタイルが驚きのピンクカラー。思わずC-C-Bのドラムっか!!(要google検索)と、突っ込みたくなる様ないでたちに、僕は立ちすくむしかなかったわけで・・・

大人しく薬をもらって帰りました。

持ってて良かった

さてさて色々ございましたが、薬を飲んで睡眠をとったら、熱が下がり何とか出勤し、仕事に穴をあけずに済んだわけですが、困った時に気軽に病院へ行けるのも、保険証あればこそです。未加入者もいるこんな時代に手のひらサイズの安心で、身体が資本の世の中もガンガン突き進んでいけるというものです。

合言葉は「持ってて良かった保険証、出掛ける時は忘れずに」です。

この記事を書いた人

大樹青木
  • 青木 大樹 ( / )
  • 「初志貫徹」!!!とはいうものの壁にぶちあたる毎日に全身複雑骨折にて満身創痍。とほほ(涙)。でも人前では泣かない男の子だもん!!

青木大樹が書いた記事