【最近気になる「バベルの塔」】壮大なスケールで描かれた16世紀の名画

皆様こんにちわ。夏休みを有意義に過ごしている方もいらっしゃるかと思いますが、夏の終わりも近づき、少々寂しい気持ちに酔いしれる埼玉スタッフの小林です。

ブリューゲル『バベルの塔』展

さて今回は「興味」という内容でお話しさせていただきたいと思います。

最近興味を惹くもの、ズバリ「バベルの塔」です。近日でいうと、東京・大阪にて展覧会も実施されているようですが、絵心のない自分にとってなぜか惹かれてしまうこのフレーズ。

私がこの「バベルの塔」という名を知ったのは確か、小学生の頃でした。ちょうど「ファミコン」世代の時です。たまたまそのゲームの中にこの『バベルの塔』というソフトがありました。

時を同じくして『ソロモンの鍵』や『ドルアーガの塔』なども。たぶん私と同じ世代の方は「あ~、知ってる」と声をあげることでしょう。ゲームの内容は至ってシンプル。空中庭園を目指すというストーリー設定。当初は確か、エンディングまで辿り着けなかった気がします。何せもう20数年前の事ですから。。。

卓抜した想像力で描かれたブリューゲルの名画

なんとなくそのフレーズが脳裏にあり、今回気になる「バベルの塔」。

ブリューゲルは、16世紀のフランドル絵画の巨匠で現存する油彩の真作が世界に40点ほどしかないと言われています。その中でも代表作として名高いのがこの作品。

実際に実在したとも言われる凝縮された壮大なスケールと驚異の細部。他の画家による14~15世紀の「バベルの塔」の作列が数階建ての塔を建設する人々を描くのに対し、ブリューゲルは地平線まで見渡すパノラマを背景にしました。巨大な塔を画面一杯に配置する卓抜した想像力によって、誰もが思いつかない壮大なスケールで描くことに成功した絵画です。

テレビやカレンダーでしか見たことはないですが、その壮大さは、体に伝わってくるものがあります。

天空の城の頂には何が?

「バベル」の由来は「バラル=混乱」と「バビロン(都市)」からの語呂合わせとも言われているそうですが、この描かれている天空の城とも言えるその頂には何があったのだろうか?そこからの地上の眺めはどんな景色なんだろう?人はその頂でどのような暮らしをしていたのだろう。。。と想像と夢は膨らむばかりです。

この巨大な塔の中で人は何を思い、そしてブリューゲルは何を考えこの作品を完成させたのか?実物を見て、何かを感じることができたら嬉しく思います。

まだ大阪会場は展示をされているようなので、夏の終わりに一度足を運んでみようと思ってます。その時は「絵画の魅力」を是非皆様にお伝えできれば幸いです!

この記事を書いた人

智志小林
  • 小林 智志 ( / )
  • 埼玉店のローリングKこと小林です。ローリングの所以とおり、毎日ぐるぐる回ってます。趣味はストレッチと酸素バーに通う事です。最近加圧トレーニングにて心も身体も鍛え中。一緒に働く同志求む。

小林智志が書いた記事