【冷夏から猛暑に】夏の高校野球に異変!?ピッチスマート導入は是か非か?

こんにちは東京の佐藤です。

冷夏から一転して猛暑に

2019年8月、長かった梅雨も終わり猛暑到来です。7月の東京は気温が25度以上にならなかった日が多く、冷夏と言われました。まさに異常気象と言ったところでしょうか。

また世界各地でも地球温暖化の影響でパリではなんと40度を超える日も。。。人間の体温より高いのですからすさまじいものですね。

急激な寒暖の差が非常に危険な状態を招くようで、大阪のテーマパークで着ぐるみを着てダンス練習をしていた男性が、熱中症でお亡くなりになりました。

しかも練習時間は20分程度、日中ではなく夜8時ごろだったとのこと。長い冷夏の影響で、暑さに耐えられる身体になってなかったことが原因とされております。

夏休みに入り、子供向けのヒーローショーは目玉の一つですので、遊園地などでは熱中症対策が切実な問題でしょうね。

苦渋の決断に賛否両論の高校野球

そんな猛暑8月の一大イベントといえば、やはり「高校野球」ですね。今回で101回を迎え、続々と各地で代表が決まっておりますね。

昨年の覇者「大阪桐蔭」が準々決勝でサヨナラ負けなど、今年も面白くなりそうです。

そんな中、話題になったのが「大船渡高校」。令和の怪物と言われるエース佐々木投手を登板させず、決勝戦で敗退したニュースが野球関係者の間では、賛否両論を巻き起こしておりますね。

岩手県は有力校も多く、決勝までの10日間で6試合を戦う過密スケジュールも問題になっています。特に選手層の薄い高校はおのずと個人負担も多くなり、ケガにも繋がりやすいでしょうね。

佐々木投手は今大会4試合に登板し、3試合連続で先発、306球の球数が故障の恐れありと監督が判断した結果とのことです。

17歳、身長190㎝83㎏、最高球速は163キロと、現在メジャーで活躍しているダルビッシュ有選手、大谷翔平選手の高校時代よりも早い球が投げられるということで、日本球界、メジャー注目の逸材だそうです。

そんな至宝をあずかる監督も、将来性を考慮した苦渋の決断だったのでしょうね。この英断と言われた判断に有名高校監督から非難の言葉も出ているようですね。

高校球児の最終目標は甲子園出場、高校野球は自分の実力を試す場、それを奪ってしまうことには疑問など。。。

ベースボールの本場・アメリカの場合

選手と運営側の温度差が感じられる今回の件ですが、アメリカでは投手の故障を考慮して「ピッチスマート」というガイドラインがあり、17歳~18歳投手の場合、1日の球数制限は105球。76球を超えると最低4日の休養が必要とされています。

日本で言う甲子園のような全国大会はありません。学校ではなく地域のクラブに所属し、地域単位での試合が多いため、過密スケジュールで連投させたりする必要もありません。指導者は目先の勝利ではなく、将来を見据えた育成というスタンスが取れるようです。

プロ野球投手の選手寿命の平均は、わずか8~9年といわれています。選手により長く活躍してもらうため、日本でも「ピッチスマート」を取り入れようという動きがあるようですが、他スポーツの人気上昇に伴い、年々競技人口が減っている状況の中、こちらも賛否両論。スムーズにまとまるかどうか、興味の尽きないところです。

この記事を書いた人

正博佐藤
  • 佐藤 正博 ( / )
  • 将来、海の見えるところに住みたい!そんな事をぼんやーり考えながら。。。最近「ツナ缶とゆで卵とプロテイン」にはまっているこの頃です。。。

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