【バーテンダーの次に学んだこと①】尊敬できる方のお誘いで焼き肉店へ

人材開発部の川藤です。
自分はこの仕事をする前にバーテンダーをしていたと、何度かブログでも書いてますが、正確にはバーテンダーのあとに焼肉屋でも数年働いていました。
バーテンダー時代のお客様が、新店を渋谷に立ち上げるので手伝って欲しいと言われ、人として尊敬できる方でしたので二つ返事で受けました。
今回はその頃のことを書きたいと思います。

尊敬していた社長からお声がかかり・・・

30代初めの頃だったと思います。週一くらいのペースで飲みに来てくれていたM社長は、1年前に目黒で1店舗目を出店し、その後、順調に売り上げを伸ばし、早くも2店舗目を出店するという話でした。

M社長「今度渋谷で2店舗目を出店するんだ」
自分「すごいですね。目黒の次は渋谷ですか?いいところに出しますね」
M社長「目黒が順調だし、いい物件情報が来たから勝負したいんだよね。ただ人手が・・・」
自分「なかなかこれっていう人材はいないですよね」
M社長「いや、目の前にはいるんだけど。うんと言ってくれたらと思って」
自分「はい???なんの話ですか?」
M社長「Kさん、僕と一緒に働いてくれないか?ここで働くあなたを見ていて、ずっと思ってたんだ。ただ自分が飲める場所がなくなるのもあって、声をかけるのが遅くなってしまったんだよね」

M社長は関西のヤンキー出身で、昔は経営どころか九九すらできなかったそうです。料理人を目指し、修行を積んで所帯も持ち、人生を賭けての独立だったと思います。

男として、人として非常に尊敬できる方で、自分もこの人と一緒に働きたいと思えるエネルギッシュで、パワーに満ち溢れた人でした。

M社長のもとで働くことを決意

そして、このあとM社長のお世話になるのですが、今の自分があるのはM社長のお蔭といって過言ではないくらい学ばせて貰いました。

自分「M社長、そんな風に言ってもらえるのは光栄です。そんなに若くないですが、自分もあなたと一緒に働いてみたいです。よろしくお願いします」
M社長「ありがとう、ただ誘っておいてなんなんだけど。今いるスタッフには快く思わない子達がいるかもしれない、若い子が多いので。苦労させると思うけど頼みます」
自分「初心に帰って、ド新人の気持ちで行きますから安心してください」

こうしてM社長の店の従業員として、焼肉屋で働くことになりました。

この店はもともとM社長が働いていたところから、のれん分けしたフランチャイズ店です。焼肉以外の料理やお酒もたくさんあって、安く食べて飲んでもらいたいという、常にお客様第一がコンセプトの店でした。

朝から晩まで行列が続く人気焼き肉店

1号店の目黒店は連日行列のできる忙しい店で、特に土日祝日はオープン前からウェイティングでした。17:00オープンから22:00くらいまでは常に満席という繁盛振り。(店の営業時間は17:00~4:00)

今では当たり前になっている2名専用席や、塩ダレといったものを次から次へと生み出していきました。

焼肉のメニューだけでも相当数あるのですが、月替わりの1品料理も20品~あります。お酒のつまみにピッタリのメニューも多く、夜は酒がメインの方も多かったです。もちろん焼肉も充実しているので、早い時間は家族連れ、若いカップル、学生と、大人気でした。


ホテルバーマンから、街のバーテンダーと飲食の道を歩んできましたが、ここでの経験は良いことも悪いこともすべて自分の財産となるものでした。

意外と長くなりましたので、次回に続編を書きたいと思います。

この記事を書いた人

川藤
  • 川藤 ( )
  • 五反田店スタッフ、埼玉店店長を経て人材開発部に配属となった川藤です。前職がバーテンダーなので、お酒が生活の一部になってます。皆様の研修を主に担当するので、研修後楽しいお酒を飲みましょう。

川藤が書いた記事