意味が分かるともっと面白い仏像の世界【自分の好きなもの紹介☆彡】

仏像の美と意味の面白さ

前々回は寺社を紹介させて頂きましたが、今回は仏像を勝手に紹介します。

☆まずはどれだけの数があるのかご存知でしょうか?

例えば曼荼羅の中には1875の仏様が設定されています。その中でもやはりランキングがあるのです。

ランキングは、分類すると、如来、菩薩、明王、天部、その他となります。仏様に1位、2位、3位、と言うような上下関係はありません。役割の違いです。コンピュータに例えれば、如来がコンピュータ本体、菩薩は基本OS、明王は応用ソフト、天部は支援ソフトです。

仏様それぞれに意味がある

なじみの深い仏様を整理すると、次のようになります。

◆如来【にょらい】

お釈迦様が悟りを開いた後の姿が基本なので衣をまとっただけの質素な姿。装飾品なし。ただし大日如来は例外で冠をかぶっている。薬師如来以外は持ち物を持っていない。頭の頂上に盛り上がりがある。髪型はぽつぽつと渦巻き状。

◆菩薩【ぼさつ】

お釈迦様が修行中で王子だった頃の姿が原形なので、冠、首飾り、イヤリングなど装飾品を身に付けた姿。髪型は高く結い上げている。ただしお地蔵さまは例外。

◆明王【みょうおう】

如来が姿を変え(化身)人々を救うために必死になっている姿なのですごい形相になっている。如来や菩薩は蓮台に座しているが、明王は岩をはじめ動物などいろいろな物に座している。また武器を持っていたり、目や手の数が多かったり、際立った特徴がある。

◆天部【てんぶ】

古代インドの神々が土台となって生まれた。天部では弁財天のように性別がはっきりしているものがある。明王と同じく多種多様。

◆その他
上記の四種類に属さないもの。その中でも、特に美しさと強さを感じる仏像があります。それが『弥勒菩薩』です☆彡

『弥勒菩薩』とは?

「生あるものすべてを救うという菩薩」と言われております。

弥勒(みろく)とは、慈から生まれたものという意味です。台座に腰をかけて片足を組み、ほほに指先をあてている姿が一般的で、これを半跏思惟像(はんかしゆいぞう)と呼びます。

広隆寺・弥勒菩薩半跏像(泣き弥勒)

中宮寺の弥勒菩薩半跏像(考えこんでいる弥勒菩薩)などの珍しい弥勒菩薩もあります。

日本には飛鳥時代に伝来され、広隆寺の弥勒菩薩は特に美しいと思います。

日本書紀によると、秦河勝(はたのかわかつ)が、聖徳太子より仏像を賜わり、その仏像をご本尊として、広隆寺を建立と記されています。

ご興味のある方は、ご自身の好きな仏像を探してみて下さい。

それこそ、仕事の事や人生を生きる上で大切な事、譲れないものや自然と無理をしてしまっている事、曲げたくない思いなどで悩んでいるとき、私は自分を見つめ直す機会の一つとして訪れたりもします。

最後に、、、私は宗教には入っておりません(笑)

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マサ
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