風俗ソムリエが語る!性病・性感染症について①【風俗嬢は罹患率が低い?】

お久しぶりの登場になります、クロサキーヌです。
さて、今回は『性病・性感染症』についてのお話をしたいと思います。
ん!?アイキャッチ(見出し画像)はなんやねんと思われた方、こちらは今話題の『陸自のイラク派遣時の日報』の一つになります。
いや、これ公開されてからツイッターなどで大反響になっていますが、日報というよりも日記になっており、なかなか楽しめる読み物になっています。
もちろん、極限の環境の中での滞在において、悲惨で残酷な事件も沢山あったと思いますが、気持ちを高ぶらせる思いもあって、面白おかしく書いたのかなとも思います。ネットに纏めた記事が沢山あるので、興味のある方はご覧になってください。で、そろそろ本題に入りたいと思います。

性感染症って何よ?

詳しくはwikiにお任せ致しますが、端的に言いますと、『あらゆる性行為によって感染する感染症』のこと。通称『STD』とも呼ばれています。

STD=sexually(性行為で)Transmitted(移動する)Disease(病気)

詳しく知りたい方はwikiにてご覧ください。⇒性感染症

日本では花柳界(花街)で流行ったことから、花柳病とも呼ばれていました。

主な性感染症の説明

◆梅毒
誰しもが聞いたことのある病名ですね。以前はほぼ終息した病気だったのですが、ここ数年で爆発的に罹患者が増えています。

男性では20~50歳代、女性では20~30歳代で急増しているようです。

ペニシリンという特効薬が開発されたことにより、今は簡単に治る病気ではありますが、放置しておくと死に至る可能性があることには変わりありません。

◆淋病
これも言わずと知れた有名人ですね。厚生労働省による定点観測データに基づきますと、王者クラミジアに次いで、患者数第2位の性感染症です。

筆者も何回かお世話になっておりますが、残尿感と排尿時の激痛は相当なものです。オーラルSEXの普及?により、喉の感染も増加しています。顔〇等により、目に感染することもあるようです。

治療には抗生物質が使われますが、耐性を持っていることもあり、付け焼刃の知識と個人輸入で仕入れた薬の服用などはお勧めできません。

また、現在(2018年4月現在)、最も有効と言われている2種類の抗生物質(アジスロマイシン、セフトリアキソン)が効かない『スーパー淋病』なるものも発生しております。

以前、2002年に行われた日韓ワールドカップの際に、外国人が持ち込んだ耐性の強い淋病が私の働いていた横浜のヘルス街でも大流行しました。在籍女性の多くが罹患して、一時休業したお店があったことも記憶しています。

東京オリンピックが迫る今、更に危険度が高まる性感染症かもしれません。個人的には痛みが凄いので罹患したくないものの一つです。

◆クラミジア
感染者数が一番多い性感染症です。

クラミジアが厄介なのは、多くの場合自覚症状が出ないことにあります。そのため若い世代を中心に100万人以上の罹患者がいると言われています。

正直、筆者はすぐに分かります。すでに片手で足りない回数かかっていますが・・・

さて、このクラミジア、先述したように自覚症状がほとんどないのが怖いところです。平成18年に発表された資料では、女子高生の13.1%、16歳で17.3%の罹患率となっており、女子高生の1/6~1/10は、クラミジアを持っていた可能性があるとのことでした。

援助交際全盛の時代というのもあるかもしれませんが、性風俗などに従事している女性よりも従事していない女性の方が、罹患している可能性が高いというのは皮肉なものです。

マクロライド系、テトラサイクリン系の抗生物質の使用により治療されますが、他の病気でよく使われるペニシリン系の抗生物質は無効なので注意しましょう。

◆性器ヘルペス
ヘルペスとはヘルペスウイルスに感染して発症する感染症ですが、大きく分けて3つに分類されます。
 

  1. 単純ヘルペス1型:口唇ヘルペスなど主に上半身に感染
  2. 単純ヘルペス2型:性器ヘルペスなど主に下半身に感染
  3. 水痘・帯状疱疹ウイルス:帯状疱疹や水疱瘡

ここでいう性器ヘルペスは②に該当しますが、そもそも感染すると完治はしません。一生向き合っていく病気ということになります。

治まっている間は良いのですが、発症してしまうと他者にも感染させてしまう危険性が出てきます。しかも極めて高い感染力を持っているため、避妊具を付けていても感染してしまうことがあるようです。

①の口唇ヘルペス同様、体調を崩したり免疫力が減退しているときに発症しやすいので、規則正しい生活、十分な睡眠、ストレスレスな生活を心掛けて、発症の抑制を心掛けていくしかありません。

発症してしまった場合は、抗ウイルス薬などを使用してウイルスの増殖を抑えていくことで、早期に治めることが出来ます。

今回紹介した中で、唯一自然治癒(厳密には違うが)が可能です。

まとめ

主な性感染症の内、今回は4つを紹介致しました。

不特定多数を相手にする風俗嬢はこれらの罹患率が高そうに思えますが、実際のところは定期的に性病チェックを行っていたり、利用されるお客様の方も違和感があったら病院に行かれたりするので、意外と多くないのかなと思います。(ピンサロ嬢は除く)

性感染症の一番の問題点はと言いますと、パートナーのいる方の場合、更に面倒臭くなることかなと思います。

奥様、恋人、愛人、などなど特定の相手がいた場合、どっちが病気を持ってきたのかとなりますし、ピンポン感染がある以上、感染の有無を相手に確認せざるを得ず、黙ってほとぼりを冷ますという訳にはいきません。

自覚症状がなく、自然治癒しないクラミジアも放置できません。ある意味、色々と詰んでしまいます。藤井6段の詰将棋よりも詰んでます。

という訳で、夢見る乙女グループでは在籍女性に性病検査を義務付けております。

検査を行っていれば絶対に感染しない訳ではありませんが、検査を行っていない店舗様と比べると格段の違いが出ていることと思います。

安心・安全の夢見る乙女グループを今後とも宜しくお願い致します。(ブログ作成が遅れたので、管理者にヨイショしてます><)

ps.性感染症が気になる方へ
最近では、ネットなどで検査キッドを発注できます。
ただし、陽性反応が出て病院に行っても再度検査されると思いますが・・・

この記事を書いた人

大地黒崎
  • 黒崎 大地 ( )
  • 色々やってます「黒崎」です。以前は、フランチャイズの開業支援などを行っていました。 野球やサッカー観戦大好きで、スタジアムにも観に行ってます。あとベビメタも好きです♪

黒崎大地が書いた記事