【好きなものの話2】さくらちゃんの「ぜったい大丈夫だよ」に救われました

五反田エリア草薙です。
先日、明大前駅で“たわし”を散歩させているおじさんを見かけました。ちゃんと迷子にならないようにリードつけてあげてて、特徴的なお帽子かぶってるカワイイ“たわし”でしたよ。愛が伝わりますね。
さて、今回も好きなもののお話、伝説的少女マンガ「カードキャプターさくら」のご紹介です。

魔法少女の新時代を築いた金字塔

「セーラームーン」同様、小学生向け月刊少女マンガ雑誌『なかよし』で連載されていたこの作品。1996年6月号~2000年8月号まで、全50話構成です。

コミックスから画集まで、とにかく集めまくるほどハマってました。

作者のCLAMP先生は絵がとにかく綺麗で細かいです。魔法少女ものはコスチューム、使用する武器、小物などがカワイイものですが、「カードキャプターさくら」はデザインの細部までが群を抜いてカワイイのです。

ストーリー概要としては、主人公・木之本桜(小学4年生)が、町中に散らばってしまったクロウカードと呼ばれる魔法のカードを集めて、世界に災いが起きないように事件を解決していくという王道魔法少女ファンタジーですが、この作品のすごいところは、ありとあらゆる「萌え」の要素をがっつり詰め込んでいることです。

沼へとハマっていく理由

皆さんは、“オタク”と呼ばれる人たちが、いつどのように沼へとハマっていくのだと思いますか?

草薙の個人的見解としては、小学校高学年~中学校の思春期の入り口あたりで、性癖に刺さったものに影響を受けるのだと思っております。

「カードキャプターさくら」は、私を沼の入り口へと誘導した非常に思い出深い作品です。

現代の女ヲタは大体、カードキャプター好きだと勝手に思ってます。

少女誌で連載されている作品にもかかわらず、カップリングも豊富。

  1. BL
  2. 百合
  3. 先生×生徒
  4. 異種間コミュニケーション
  5. 超年の差恋愛

文字だけ見てると、対象年齢どうなってるんだという感じです。

そんな複雑な要素を、さらっと違和感なく表現できる作者の才能に感動です。

すべてを受け入れてくれる優しい世界

そして、この作品がすごいのは、登場人物が誰一人いがみ合うことなく、他人の喜びや悲しみに寄り添って生きていける素敵な人たちしかいないという点です。

男が好きな男も、女が好きな女も、人ではないものを好きになっても、性別も年代も世界すら超えたものであっても、笑顔で受け止めてくれる優しい世界・・・

大人のささくれてギスギスした心を丸くしてくれるのが、私にとってはこの作品です。

主人公のさくらちゃんがピンチになったときのセリフ、

ぜったい大丈夫だよ

このチープで根拠のないセリフ・・・でも、折れかけた心を何度も救ってくれました。

世界で1番カワイくて、かっこいい女の子、さくらちゃんはいつでも私のヒーローなのです。

この記事を書いた人

草薙素子
  • 草薙素子 ( / )
  • アラサ―のメスです。お酒と音楽とセーラームーンが好きです。将来の夢は寝ながら遊べる器用な人間になることです。

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