【寝袋と釣竿を背負ってバイクで北海道旅行PATRⅡ】知床娘に出会えた夏!!

横浜エリア、店長のやまもです。前回に続いて北海道バイク紀行を綴らせていただきます。

知床は夏真っ盛り

大学1年生の夏休みに計画した北海道一周旅行。寝袋と釣竿を背負って、バイクにまたがり道東へ。釧路を経由して、目指したのは知床半島。北海道の夏は短く、本州の夏のような時期は2週間くらいでしょうか。

知床に着いた頃はちょうど夏真っ盛り。エメエラルドブルーの海、今を生きんとばかりに溢れる緑の木々の山。観光シーズン真っ盛り、玄関口の港町は大自然とはちょっとミスマッチングなミニスカートの煌びやかな女の子、家族連れ、のんびり寄り添って歩く老夫婦と観光客で賑わっています。

ここで少し、知床半島のご紹介。2005年に日本国内では初となる自然遺産に登録され、世界的にも知名度の上がった最北の半島。ヒグマ、ワシやフクロウなどの大型の哺乳類、鳥類、サケ、マスに代表される魚類と多種多様な生き物が生息・生育する地域。冬には流氷が見られます。玄関口は斜里町ウトロと羅臼町ですが、二つの町を結ぶ知床横断道路は、日本一開通期間(6月下旬から10月中旬まで)の短い国道だそう。知床峠から見下ろす、夏でもみれる残雪や、紅葉の眺めは、本当に絶景。知床五湖や天に続く道など、バイカー、アウトドアファンでなくても楽しめる見どころが満載です。

人と人との縁を感じさせるバイト体験

話は戻って、バイク旅行中の大学生だった私。出発から10日ほどでしょうか。知床にたどり着いた頃、旅費が底をついてしまい、「よし、バイトしよう!」と決意して土産物店に。数日働いたものの、ちょっと地元のコワイ方の経営で、怪しげだったので断念。

明朝一旦帰るつもりで、大きな観光ホテルの裏庭で勝手に野宿していたところ、仲居さん風のおばさんがやってきました。「ここで寝ちゃダメと」と、しかられるかと思いきや、「お兄さん、働かないかい?」と、調理場でのバイトのお誘い。即答して翌日からお世話になることに。

毎日100名を超える宿泊客の朝食、夕食の盛り付け、皿洗いの仕事で忙しいのですが、厨房の料理長、仲居のおばさん達も皆さん優しく、まかないと一人用の部屋まで用意していただき、快適でしたので結局1か月もバイトすることになります。

朝食の準備、片づけが終わると5時間くらいの長い昼休み。裏山の渓流に出かけて「オショロコマ」釣り。斜里町までバイクを走らせガールウィッチング。夜は前述の料理長とスナックでカラオケ大会と、楽しい日々が続きます。

すっかり仲良くなり、休日に料理長が滝自体が温泉になっている珍しい「カムイワッカの滝」に連れて行ってくれることになりました。午後に駐車場で落ち合うと、料理長の隣に、色白細見の可愛らしい娘さんが。高校生くらいでしょうか、小太りで恰幅のいい料理長とは全然似てないけれど実の娘さんだそうです。「ついてきちゃったんだよ」と料理長。気をつかってくれたのかもしれません。

知床夏娘の水着姿にドキッ!

車中では、札幌に興味深々の彼女が、「来年就職で札幌に行きたいけど、お父さんはちょっと反対で」なんて話をしたかと。

車を止めてからは、滝まで浅い小渓流を登っていくのですが、水着姿の観光客で一杯です。滝に着くと彼女はシャツを脱ぎはじめ、水着姿に!『北の国から』で、宮沢りえが五郎さんと山間の秘境温泉に入るシーン!とはちょっと違いますが。

娘さんとはこの日かぎりで、以後会う事もありませんでしたが、親父のような料理長と知床夏娘に出会えた思い出に残る夏でした。

地元に戻ってしばらく経った頃、「スノーモービルに乗っけてやるから、冬休みにまた来いよ!」と送ってくれた、娘さんとモービルに乗った白銀の中の写真・・・ずいぶん年月は流れましたが、お二人は元気にされてるだろうか。来年の夏こそは、アメリカンバイクで北海道へ。

この記事を書いた人

やまも
  • やまも ( / )
  • タレントのマネジメント業から転職、ドライバースタッフを経て、入社5年目の店長就任。新たな気持で取り組んでいます。チャンスはここにあります!横浜で一緒に夢を語りましょう。

やまもが書いた記事