【暴露ネタあり!?風俗業界のSEO②】「内的SEO」と「外的SEO」~検索エンジン編~

風俗業界のSEOは、私が知る限り他業界とはちょっと異なる状況です。私が所属するマーケティング事業部は自社のSEO担当部署ではありませんが、IT業界になが~く携わっているものとして、『風俗業界のSEOについて』が今回の投稿内容です。
SEOって何?昨今の状況ってどうなの?等に関しては、前回の記事をご覧ください。⇒ 【暴露ネタあり!?風俗業界のSEO①】そもそもSEOって何なのか?~基礎知識編~
夢見る乙女グループ男性求人ブログをご覧頂きました貴方へ。こんにちは、マーケティング事業部所属の山口良二です。今回は前回の記事の続きです。

検索エンジンで上位化させる手段【2つのSEO】

検索結果で上位を目指すためのSEOの種類として「内的SEO」と「外的SEO」があります。この2つは、やる事もやり方も全く異なります。

また、昨今では「内的SEO」がより重要度が高いと言われています。いや、そうGoogleが申しております・・・というのは、外的SEOは「良いコンテンツの結果」としてついてくるべきものだからです。

しかし、これは誰がための理想であって、必ずしも事実とは一致しない点があるのも否定できません。

検索エンジンで上位化させる手段【内的SEO】

内的SEOは、コンテンツの質や量などを表すことが多いです。Google的には「ユーザビリティを満たすコンテンツが相対的に最大評価となる」と言っています。ですが、前の記事にも書いた通り、デザインやレイアウトに関するユーザビリティはともかく、文章と文章の意図・・・特に日本語に関しては、検索エンジンの理解も完璧にはほど遠いと言わざるをえないのが現状です。

ただし、構造化はすでに検索エンジン自体が理解出来ています。構造化を意図として重視(文章の意図が分からないから?)しているとも言えるでしょう。

構造化って何?

少々乱暴な言い方をすれば「カテゴリーの階層化」ととらえて良いと思います。

具体的な例は下記の通りです。

[店舗名]

⇒[キャスト]
 ⇒[在籍情報]
 ⇒[出勤情報]
 ⇒[女の子ブログ]
⇒[コンセプト]
 ⇒[店舗名の特徴]
 ⇒[他店との優位性]
 ⇒[選べるオプション]
⇒[料金]
 ⇒[コース料金/指名料等]
 ⇒[各オプション料金]
⇒[アクセス]
 ⇒[待ち合わせ]
 ⇒[デリバリー(ホテル)]
 ⇒[デリバリー(自宅)]
⇒[ご利用に関して]
 ⇒[利用規約/禁止事項等]
 ⇒[個人情報の取り扱いに関して]

・・・特に何も考えずに適当に列挙しましたが、上記を見て頂けると「カテゴライズ」されているのが分かるかと思います。

風俗店には「キャスト」さんがいないと成り立たないのは言うまでもないですが、このキャストさんというカテゴリに「在籍」「出勤」「ブログ」などが紐づいています。

このように、しっかりと構造化を設計構築出来ると、検索エンジンもその意図を理解しやすくなる・・・というのが内的SEOの構造化対策です。

内部リンクとユーザビリティ

貴方がブログなりWebサイトなりを読んでいて、読んでいる中で分からない単語やさらに気になる事があった場合、そしてそれがすでにそのブログやWebサイトで解説されているものだとしたら・・・その場に「○○の詳細はこちら」という内部リンクがあったら、探すよりも便利ですよね?

この内部リンクは内的SEOの評価として重要です。検索エンジンが「リンク元とリンク先は関連付けられている」と判断するだけではなく、主にリンク元からリンク先へとSEOに関するパワーも供給されます。

例えば、500ページほどあるWebサイトで、あらゆる記事から関連記事として1つのページにリンクが送られていて、そのページの直帰率が低く精読率が高いと判断されれば「そのページは重要」と判断され、検索結果上昇要素となりうるのです。

検索エンジンで上位化させる手段【外的SEO】

外的SEOは、個人(自社)のWebサイトの外側に対する施策です。外側なので、本来は能動的な対策は出来ない・・・はずです。

そして、外的SEOといえばほぼ「被リンク増加」の1点に集中されます。

具体的な例:その1

SMAPが解散したという事は知っている方も多いと思います。そのうちの3人が「新しい地図」という名のWebサイトに出ています。※出ていますという言い方には語弊があるかもしれませんが↑の単語で検索してみてください。

このサイト、公開直後から検索エンジンいきなり1位です。

これは、多数の大手ニュースサイトが公開直後に一斉に取り上げたことが原因です。ドメインパワーが強力なWebサイトから大量に被リンクを受けたことにより1位になったのです。

具体的な例:その2

GoogleでもYahooでもいいので「出口」という単語で検索してみてください。恐らく1位はYahooのはずです。なぜ「出口」という検索ワードでYahooが1位なのでしょうか?

これは、アダルトカテゴリのサイトで「年齢認証ページ」がありますよね。ここで“18歳未満の方は退出してください”というリンク先として、大量にYahooへの発リンクが送られているのが理由です。

検索エンジンが「出口」という単語はYahooに大量に発リンクがある⇒「出口」という単語の検索結果として最適なのはYahooだ・・・となるわけです。


(こ、今回も長くなってしまい、風俗業界のSEOの話がまた伸びてしまいました。。。)
次回こそ・・・お楽しみにっ!(笑)

この記事を書いた人

良二山口
  • 山口 良二 ( )
  • グループが創設される前からIT畑に根を生やしつつ、各種業務の仕組化や効率化を率先して設計しております。「ありがとう」と言われることを積み重ねられる仕事環境にはやりがいが溢れています。

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