性ホルモンの働きを恋愛ストーリー風に解説します~Part 3

前回に引き続き、ホルモンの動きを恋愛映画のストーリー風に解説してまいります。

【ベットイン】編

オスとメスではなく、恋する男と女として、互いに触れ合うときにオキシトシンが発動。

交渉相手と決裂してしまったシャアは、不仲だった亡き父親の影を交渉相手の老人の中に見て、すっかり落ち込む。

深夜の食堂でピアノを弾くシャアを心配するララァ。そして二人はピアノの上で合体。客とは情を交わさないとうそぶくララァ、買収した企業を解体して切り売りする情け容赦ないシャア。

「キミと僕は似た者同士。金のためなら割り切れる人間」などと言いつつ、不仲だった父親の話題を避けるようにして部屋を出ていくシャア。

ひとり部屋に残されたララァは心配のあまりソワソワして眠れない。このとき、満を持してセロトニンが分泌、あれっ?どうしました?

セロトニンの血中濃度が下がると・・・?

セロトニンは、恋愛中はものすごく不安定で出入りが激しいんです。好きな人と一緒にいて優しくされたりするとどんどん檜舞台に出ていけるんですけど、ひとりになると途端に影が薄くなっちゃって、地味な存在に。

恋愛中はセロトニンの作用が非常に強いといえます。脳内でセロトニンの血中濃度が下がると、不安感や孤独感が強くなります。二人でいるときはセロトニンが増えて安心感や満足感を感じます。二人でいる状況を作るためにセロトニンが増減するという仕組みかもしれません。

「あの人、今頃どうしているかしら。会いたいのに会えないって辛くて猛烈に寂しいわ~」

好きな相手を思い、悶々とする女子あるいは男子の脳の中のセロトニン血中濃度はかなり低下している。自前の鎮静剤が不足した結果、不安に陥るという仕組み。

オキシトシンという真打ち登場

さて、ホテルの深夜の食堂でピアノを弾くシャアに寄り添うララァ。おっと落ち込みから一転、オスの目つきになるシャア。となると、突然、テストステロンとドーパミンがとめどなく放出。

そして、セックスによる触れ合いによって、オキシトシンという真打ち登場。

「好きな異性と見つめ合ったりスキンシップすると、私、俄然、張り切れます。握手やハグでもいいんですけど、セックスによるスキンシップがやっぱり一番なんです!ちなみに出産のときはもうマックスに振り切れます。それで恋人やわが子に深い愛情を抱けるようになるんです」

それで二人はめでたしめでたし?

続きは【性ホルモンの働きを恋愛ストーリー風に解説します】~Part 4へ

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