【偶然か必然か…?】あの日のギターが呼び寄せてくれた旧友との再会①

人材開発部の川藤です。

六本木の居酒屋でアルバイト

先日、友人Mから電話がありました。

M「久しぶり、結婚したんだっておめでとう!」
自分「おー久しぶり、ありがとう」

自分はこの仕事を始める前は、バーテンダーをしていたと過去のブログにも書きましたが、25歳ごろ繋ぎで六本木の居酒屋で1年ほど働いてもいました。その店は、夢を追い続ける若者が多く働いているお店でした。

当時自分は渋谷のバーで働いていたのですが、諸事情で辞める事が決まっていました。そこで一緒に働いていたバーテンダー仲間の友人が六本木の居酒屋で働いていて、人手が足りないから一緒にやらないかと誘ってくれました。

紹介で面接を受けると、六本木にあるもう一つの店舗で働いて欲しいとの事。この店は原宿に本店があり、六本木でも2店舗運営していました。料理に力を入れている居酒屋でした。

営業時間は夕方~朝まで、自分は18:00~ラストというシフトで働いていました。バブルが崩壊した後くらいでしたが、連日満席状態が続く人気店でした。

仲良くなった同世代の2人

スタッフはコックさんも含めて男しかおらず、同世代も多かったのですぐに仲良くなりました。この当時の飲食店は、仕事終わりに「お疲れ」という名の飲み会が日常でした。

毎日朝6:00くらいから2~3時間飲んで、記憶が無くなる事もよくありました。電車を乗り過ごし、山手線3週はざら、なぜか乗り換えまでして新栃木駅まで行った事もあります。

そんな楽しい仲間たちですが、同じ年のMと一つ下のEとはこの居酒屋以降も付き合う親友になりました。Mはプロミュージシャンを目指すギタリスト、Eはこの後一緒のバーで働くパートナーでした。

自分とMはよく2人で飲んでました。20代後半くらいだと思いますが、確かMの部屋で飲んでいる時に賭けをしました。正直、何の賭けをしたか覚えてません。酔った席での戯言だったと思います。

あの日の賭けたギブソンのレスポール

それから数年後、またMの部屋で飲んでいる時の事でした。

M「そういえば、俺賭けに負けたからこれ持っていって。いらなきゃ売っていいし、少しは金になると思うよ」
自分「???何の話???賭けって何だっけ?っていうかいらないよ」
M「いいから持っていけよ。俺のケジメなんだよ」
自分「。。。」

渡されたのはギブソンのレスポール、Mが大事に使っていたものです。この時期彼はプロを断念し、就職して結婚するかを考えていました。

賭けの内容は覚えてませんが、賭けたものは当時自分たちが宝物にしていたもので、彼はギター、自分は新車のバイクでした。賭けといってもお互い酒の席での戯言と思っていて本気ではありません。

彼は夢を諦めるのに賭けの話を思い出したのでしょう。引かない性格なのはわかっているので、この時はとりあえず受け入れました。

そんなMとギターが、こんな偶然を生むなんて。。。

意外と長くなってしまったので、次回へ続きます。

この記事を書いた人

川藤
  • 川藤 ( )
  • 五反田店スタッフ、埼玉店店長を経て人材開発部に配属となった川藤です。前職がバーテンダーなので、お酒が生活の一部になってます。皆様の研修を主に担当するので、研修後楽しいお酒を飲みましょう。

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