フライフィッシングの勧めPARTⅢ~森と水に囲まれ少年の日に~

横浜店、店長のやまもです。
今回も趣味の話となりますがお付き合いくださいませ。

釣りキチ少年のフライフィッシング

小学生の頃、大変人気だった矢口高雄著の「釣りキチ三平」。山村におじいさんと一緒に住む少年の釣り冒険と、さまざまな釣り師との出会いを描いて、日本中に釣りブームを巻き起こした人気漫画です。

私の実家は海が近く、シロギスの投げ釣りに始まり、堤防でのチヌ釣り、磯に出かけてのグレ釣りと、三平少年に負けずおとらず釣りキチ少年となりました。

週末は友達と自転車を飛ばすこと3時間、アマゴの棲む渓流を目指します。

「釣りキチ三平」の中盤位の巻だったかと思いますが、フライフィッシングが紹介されます。西洋の毛バリ釣りで、日本ではテンカラという釣法があります。

すっかり魅了されましたが、当時は情報も少なく、田舎住まいの少年にはフライフィッシングの道具を手に入れるのも一苦労。釣り雑誌に掲載されていた東京の専門店から通販で初めて買ったグラスロッドとリール。今でも大事な宝物です。

小学生は一人だけのフライフィッシング教室

フライフィッシングとはちょっとしたスポーツで、リールに巻いた重みのあるラインをループを作って飛ばして行くのですが、なかなか三平のようにはうまく投げれません。学校が終わると近所の川で練習の日々が始まります。

全然上達しないので少学6年生の夏休み、先の専門店主催の3泊4日のフライフィッシング教室に申込み。青春18キップを握りしめ長野県白馬村へ旅立ちました。

7名位が参加だったと思いますが、お洒落な東京のおじさん達に囲まれて小学生は私だけ。「一人で来たの?三平くんのようだね」と驚かれながらも、ずいぶん皆さんかわいがってくださいました。

美しい緑に囲まれた山麓のコテージ。美味しい洋食に目をパチクリさせならがらの楽しい日々。キャスティングのコーチ、毛バリの巻き方等もすっかり習得。

フライロッドを片手に電車に揺られた冒険の旅

最終日、大人のお友達と再会を約束して、一路岐阜県の憧れの川へ向かいました。

山麓の小さな駅の待合室で野宿してると、「夏でも夜は冷えるから、家に来なさい」と駅長さん。当時50歳位の方でしょうか。奥様と二人暮らしのお家におじゃますることに。美味しいそばをいただいて、翌日は車で渓流を案内して下さいました。

フライロッドを片手に電車に揺られた小学生のちょっとした冒険の旅。今でも忘れられない思い出です。もう専門店も今はなくなってしまったもよう。初めてできた東京の釣り友達は元気にされてるだろうか・・・

ちょっとセンチな追憶のブログとなりましたが、今回はこのあたりで失礼します。

この記事を書いた人

やまも
  • やまも ( / )
  • タレントのマネジメント業から転職、ドライバースタッフを経て、入社5年目の店長就任。新たな気持で取り組んでいます。チャンスはここにあります!横浜で一緒に夢を語りましょう。

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