約15年に及ぶ風俗業界勤務歴の男が語る【俺の風俗勤務録その④】

社運をかけた東京進出

俺の風俗勤務簿4-2法人化されて社員数が一人二人と増えていく中で、正直、私自身は未だ踏ん切りがつかず、アルバイトを続けている状態。
東京での勤務を誘われるも、横浜居住だったこともあり、単純に通勤のガソリン代が増えるだけで特にメリットを感じず、申し訳ないとは思いながらも二度ほどお断り……
しかし、最終的には東京での成功を強く思う経営者サイドの熱意に負けて、私も「いざ! 東京へ!!」
もちろん時給は更にUPしてくれました^^

OPEN後の数回はドライバーとして勤務しましたが、以降は配車(受付)業務で頑張ることに。
御客様の羽振りの良さや、洗練された女性の質は正直横浜と東京とでは、こうも違うものかと思いました。
立ち上げ当初は苦戦していた記憶がありますが、徐々に軌道に乗り始め気付けば横浜時代と同様に、寸分の隙間も無いほどの予約の埋まり具合! 当たり前のことを当たり前に行う重要性を実感です。

アルバイト? 社員?

順調に売上も上がっていき、東京での社員も増え始めたものの、運営の舵取りを行っている私は依然としてアルバイト。
組織としては、おかしな体裁になってましたので、私が辞めて社員が働きやすくなるか私自身が社員になるかという選択をしなくてはならない時期が日に日に色濃くなってきた頃です。

正直、私が当時気にしていたのは「社会保険」のみでした。
親兄弟が皆、おかたい職業の我が家において「社会保険無し」の会社で就職というのは、心配や詮索の原因になるのではと考えておりました。

俺の風俗勤務簿4-3兄が自身が勤める会社の子会社への口利きをしてくれるという話しが浮上したこともあり、更に悩みは深刻に。
結果的には東京進出時と同様に、経営者サイドの熱意に負け遂に私も晴れて社員になりました。

今でこそ当たり前になってますが、当時としては画期的ともいえる風俗業界での社会保険導入が行われたのです。
時給以外にも当時はインセンティブとして毎月◎◎万円も頂戴しておりましたので、金銭的には十分満足しておりましたが
更に好条件で迎えてくださったことには、今でも感謝感激です。

更に深いぞ!風俗業!!

社員になったことにより、それまでは稀にしか行っていなかった女性の「面接」や「講習」に携わることになりました。
顧客満足や女性の人生を背負うと言っても過言ではない、正に肝ともいえる業務です。そして時代のニーズや移り変わりを肌で感じることが出来るので、非常に勉強になる業務でもあります。受付業務と同様に売上を大きく左右する業務!

詳しくは次号で!

この記事を書いた人

田中
  • 田中 ( )
  • アルバイトドライバーを数年経て正社員となり、早いもので勤続15年近く。店舗内の実務は勿論のこと、新店立ち上げ・既存店の梃入れ等、何でも頑張っちゃいます。好きなものは「ビール・肉・格闘技」

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