約15年に及ぶ風俗業界勤務歴の男が語る【俺の風俗勤務録その③】

デリヘル売上

はじめての配車

デリヘル配車

前号で綴って参りました、ふとした疑問から御客様からの電話をとるようになり、遂に「配車」を行う日がやってまいりました!

結論から申し上げますと、業務終了後は激しい頭痛でした。。。短時間で最適な判断を下し、効率よく車を廻す。もちろん車を廻すだけではなく、ひっきりなしにかかってくる御客様からの予約電話も並行的に処理。女性の稼ぎ・店の売上・御客様からの信用/信頼を一気に背中に背負った感じでした。

これまで店の運営を牛耳ってきた若者二人の中に入り込めたのは収穫でしたが、少人数の受付スタッフが少人数のドライバースタッフを駆使して、沢山の女性を効率よく御客様の下に送っていくという業務の大変さを身にしみて感じました。

司令塔としての使命感

初日に感じた大変さは今でも記憶に残ってますが、それ以上の喜びも当然存在します。

自分が中心となってその日の店舗運営を行えているという高揚感、寸分の隙間も無いくらいに全女性がビッシリと受注出来き、稼げて嬉しそうな顔を見せてくれる女性、満足された御客様からのお礼の電話、出来栄えを褒めてくれる上司の存在、もちろん自身の時給もUPしていただき、益々やる気に!

配車業務(受付業務)を任せられるようになり、店全体の動きが見えるようになったことで更に新たな疑問が芽生え始めました。

経営サイドはもちろん把握していると思いますが、なぜ受付の若者二人は売上や予約数や利益等の数字に興味を示さないのか?巷でよく言われる「商いは飽きない」は、この業界には当てはまらないのか?

商い

なんとなくで始めたアルバイトでしたが、より多くの疑問や改善案が芽生え始めたのは受付業務を行うようになってからだと思います。月でどのくらい売り上げて、どのくらいの人数が月で利用されて女性はどのくらい稼ぐと満足するのか?など考えるようになり、MY売上帳なるものを作成し始めたのを記憶しております。

一方で受付業務に入ることにより、これまではドライバー業務中に車中で本音で話してくれた女性が距離を置き始めるというパターンも垣間見えてきました。これはまたこれで対策を講じなくては、より良い店舗運営から遠ざかってしまいますので、色々な方法で彼女等の本音を引き出そうと模索したのを記憶しております。

徐々に店舗の売上も上がっていき、営業時間を拡大し、効率的な運営が出来るようなシステムが徐々に出来上がり、法人化され、ミーティング等も行われるようになり、ビジネスとしての走り出しが見えてきたような時期でした。

次号では「吉」か「凶」か!?の東京進出について触れてまいりましょう。

この記事を書いた人

田中
  • 田中 ( / )
  • アルバイトドライバーを数年経て正社員となり、早いもので勤続15年近く。店舗内の実務は勿論のこと、新店立ち上げ・既存店の梃入れ等、何でも頑張っちゃいます。好きなものは「ビール・肉・格闘技」

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